さてとポテト、林やすむ[@hayashiyasumu]です。
しとしと冷える木曜日。
受付の前の道路は通学路で、小学生がよく通る。
その中に、1~2%ほどの割合で『半そで短パン』の子がいる。
そういう、真冬に半袖短パンの小学生(や、Tシャツ姿の外国人バックパッカーなど)を見て、「ようやるわ・・」とか「寒そ~」なんて思ったりしないだろうか。
私はずっとそう思ってきた。
なんというか、ちょっとぐらいはやせガマンしてるんじゃないのかなと。
だがしかし、毎日行ったり来たりする半そで短パン小学生の様子や、長期的な自分自身の体調の移り変わりなどから、確信するようになった。
真冬に半そで短パンの人間は『優れたホモ・サピエンス』なのだと。
4人(全員男子)いる半そで短パン小学生は、全く寒そうにしていない。
なんなら、口をとんがらせて口笛を吹いていたりする。
我々一般的なホモ・サピエンスなら衰弱し死に絶えていくような(ズボンの下にタイツ、ジャケットの中にインナーダウン、ジャケットの上にドカジャンを羽織り、電気ホットマットを敷いたボロボロの事務イスに丸まりながらストーブに当たっていなければいられない)過酷な環境に置かれても、彼らなら半そで短パンで口をとんがらせて口笛を吹いている可能性が極めて高いということだ。
自然災害が激増する昨今、いつどうなるか分からない地球環境の中で、最終的に生き残るのは『半そで短パン』小学生だろう。
確信に至る理由に、 “長期的な自分自身の体調の移り変わり” も挙げた。
私自身、これでもこの十数年の自分の行いによって相当に寒さに耐えられる身体に変化してきた実感があるからだ。
十数年前、二十代後半の私は、寝る時に、ありったけの布団6枚すべてをかぶり、寝返りどころか指先ひとつ動かすこともままならないほどの重みの中でさえ、耐え難い冷えを感じ、足元に湯たんぽ、肩から首元にネックウォーマー的なおやすみグッズを装着し、エリマキトカゲの産卵を思わせる姿で眠っていた。
それでも歯をガタガタいわせるほど寒かった。
それが今、厚手の羽毛布団一枚で寒さを感じることなく安らかに眠っている。
共に眠る家族のぬくもりもあるだろう。
しかし一番は、この頃から今も続き、これからも終わることのない、QOL(Quality of life:生活の質)追求の成果だと断言する。
まずは銀歯の除去。
これによって、青年期から体内に絶えず溶け出していたと思われる毒性の高い重金属(アマルガムやその他の金属歯科材料)の悪影響から逃れることができた。
それからは、加工食品、ジャンクフード、お菓子、ジュースなどを極力控えたり、調味料を見直したり、特に長期的に常食するものに注意を払うようになった。
同時に、玉石混交の健康情報を自らの嗅覚で選り分け、実現可能なもので有用と思われる手段を試し続けてきた。
今、寄り道しかけている。
とはいえ、結論は書き終えている話、のんびり進もう。
『真冬に半そで短パンで口笛』までになると、先祖代々生きながらえ積み重ねてきたものを受け継いだ『運』が大きい。
もしくは、遺伝子の突然変異かもしれないが、それも運。
だが、『歯をガタガタいわせたエリマキトカゲの産卵』程度なら、自分自身の行いにより免れることができるのである。
私はこんなことが言いたかったのだろうか。
現代人は、冷え性だ便秘だ、高血圧だ低血圧だと現代病を現代人ぶって、さも自慢話かのようにおかしな常識を吹聴する。
私には、年老いたその類の現代人が、周囲に過度な負担を強いて、ムダに長い人生を終えていく様がありありと見える。
『真冬の半そで短パン』を見て、自分の常識だけを基準に、まるで変な人を見るかのようなリアクションをしてしまう現代人たちに言っておく。
あなた方は『真冬の半そで短パン』小学生よりも『歯ァガタガタ産卵エリマキトカゲ』よりも、はるかに劣ったホモ・サピエンスなのである。
じゃ、おやすむ~!!
※週2回の更新を課しているこのところですが、業務の都合により今週は今回のみの更新とさせて頂きます。