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15年前に芸人になったKくんとテレビ画面で再会した

さてとポテト、林やすむ[@hayashiyasumu]です。

どんよりどよどよ水曜日。

4時に起きて、録りためたテレビのお笑い番組を見ていたら、15年前にバッティングセンターのバイトで一緒だったKくんが出てきてネタをやっていた。

「あちゃ〜・・・」と思った。

「○○って芸名で、あの番組に出てたので、皆さん応援してやってネ!」ぐらいのことを書きたかったが、できない。

かんたんな話、面白くなかったからだ。

だったら書かなきゃいいんだが、せっかくなので書きたい。

でまぁ、イヤなことを書くのにKくんをさらし者にするワケにはいかないので、人物が特定される内容は書かないでおこう(でも個人的に知ってる人が読んだら分かるかもぐらいのことは書かせてもらう)。

では。

そもそも、バッティングセンターの時に、私がごくありきたりなノリでNSC(吉本のお笑い養成所)を勧めたのが、Kくんが芸人を志すことになったきっかけ(なはず)。

なぜって、面白いヤツだったから。

実際のところはまあまあ闇を抱えてるんだけど、いつもニヤけてて気さくなノリで人とコミュニケーションを取れる男で、なんだかんだつい壁を作ってしまう私のような人間でも、自然と心を許す人懐っこさがあった。

振り返ってみれば、社会に出てからの知り合いで、素の自分で接することのできた数少ない相手だ。

Kくんは、私より3歳か4歳下。

私の方は、二十代半ばから後半に差しかかる頃で、人生に希望を見出せず、「ギブアップ」なんて個人サイトをやっていて、KくんはKくんで「大災害が起きて全員ゼロから再スタート!みたいになんないすかねぇ?!」なんて言ってた。

よく「この先(の人生)どうするよ?!」みたいな話をしてたような気がする。

そんな中、軽いひと押しですっかり「お笑い」に希望を見出したKくんは、本当にNSCに入った。

理由は忘れたが、同じタイミングでバッティングセンターのバイトもやめた。

しばらくは、たまに会って芸人社会のグチを聞いたり、私の同期バイトの○ま○らさん(当時50ぐらいのオジさん)がバイト仲間の女の子を執拗に飲みに誘ってクビになったとか、そのく○く○さんがクビになった時に私の携帯に遺した「男の強がり漂う留守電」を聞かせたりとかいうバッティングセンターのホットな情報を伝えたりで、Kくん自体がどんな活動をしてるかどうかは聞かなかった(というか教えてくれなかったんだったかな)。

この辺から、時系列があやふやだが、私がKくんの(当時の)コンビのサイトを作ることになった時の話。

プロフィールページを作るから、項目を埋めて送り返してって、返ってきた内容が、びっくりするぐらいつまらなくて、「ん?深夜のテンションだからとかじゃなくて??」みたいな感じで、やんわり直しを要求した。

「面白いヤツ」と信頼してNSCを勧め、そのまま芸人になって5年ほどだったか。

その頃すでに、私が名前を知ってるレベルで売れ出していた同期のコンビ(今やバリバリの売れっ子)がいたので、それに近いレベルとまではいかずとも、「バイト先の面白いヤツ」から「芸人」になっているだろうという勝手な想いが勝手に裏切られたというか。

思えば、Kくんの「笑いの質」に言及したのは、この時が初めてだった気がする。

いろいろとなんとなくうやむやになって、結局サイトが完成することはなかった。

同じ頃に、ようやくライブに招待してくれた。

サイトの件もあって、無用な期待はせずに鑑賞したが、期待しない姿勢が裏切られることのないままネタは終わった。

本当に不思議だ。

バッティングセンターのカウンターでさんざん笑わせてくれたKくんが、ネタになったらひとつも面白くない。

知り合いならまだしも、笑わせてみろと待つ(男なんて特にそうだ)見ず知らずの客を、身ひとつで舞台に出てって笑わせることが、どれほどすごいことか。

だから私は、ガッポリ建設を尊敬するのだ。

suzukiyasumu.hatenablog.com

 で、その辺りから疎遠になり、10年ぶりにテレビで見たのがその時以来2度目のネタだ。

芸名やビジュアルから、自分の理想のお笑いをあきらめたことがハッキリと伝わった。

ダウンタウンになるより、とにかく売れたい!っていう。

それで出たのが冒頭の「あちゃ〜・・・」だ。

ただ、その時が初めてのテレビ出演ではなかったようなので、もしかすると、深夜番組にちょいちょい呼ばれるぐらいのポジションになれるかもしれない。

もうこの際、芸が面白いつまらないは置いておこう。

芸は置いといて、素のKくんが面白いことを私は知っている。

それでいいじゃないか。

どんなスタイルだろうが、その辺のバッティングセンターの兄ちゃんが、ひとつのことを貫いて、テレビに呼ばれるようになったなんて、こんなにすばらしいことはない!!

芸人にはますます厳しい時代になってきたけど、なんとかしがみつけよKくん!!

じゃ、おやすむ〜!!