2020年4月1日(水)
チラホラ見かける「コロナ禍」という文字列。
禍(か)と読み、災難とか災いという意味らしい。
「コロナ禍」で、コロナによる災難。
で、いつからか使われ出した「コロナ禍」の誤用なのか、「コロナ渦(うず)」という新語が出現し、かなりの勢いで「コロナ禍」を侵食してるらしい。
多分、「なんとなく違うけど調べるの面倒くせーし、渦っぽい感じで言ってること伝わるから、渦でいいんじゃね?」ってのが、この状況を生んだのではないだろうか(※大手メディアの記事でも「コロナ渦」が使われているところを見ると実際どうなのかは謎)。
恥ずべきことかもしれないが、四十数年の人生で「禍」という文字に初めて出会った。
私自身知らなかったし、「コロナ渦」現象からも、「禍」という文字や「~禍」という表現は、(世代によるのかもしれないが)一般的ではないように思う。
私が言いたいのは、そんな一般的でない文字を引っ張り出してきて、わざわざ「コロナ禍」なんて表現する必要ある?ってこと。
なんだかんだとゴチャゴチャしているこんな時に、調べものを増やさないでほしい。
一番最初に言い出したのは誰だと、「コロナ禍 言い出しっぺ」で検索を始めた私に、心の中のぺこぱがささやいた。
「言い出しっぺを吊るし上げるのでなく、新しい言葉を知ることができた感謝を示すべきだ」
心の中にぺこぱを常駐させておくの、オススメです。