松ちゃんに「スベってるよ!」って教えてあげたいダウンタウン世代の切なさ【吉本闇営業問題】
さてとポテト、林やすむ[@hayashiyasumu]です。
木曜日。
ワイドナショーの生放送がスベり始め
闇営業問題の一連の流れを眺めてきて、ダウンタウン世代としてなんとも切ないのが、松ちゃんがけっこうあからさまに、とはいえ地味にスベり続けていることです。
宮迫、亮の会見を受けてのワイドナショー緊急生放送。
亮が泣きじゃくって、どこがファミリーやねんってなってる真っ只中に、「大崎会長は自分にとって兄貴」だと語り、さらには「大崎さんが辞めたら自分も辞める」と、より理屈抜きのファミリー感を強固なものにするって。
今、宮迫と亮をなんとかしてやろうってタイミングで、自分も辞めるかもっていう不要な表明。
まぁそら、自分自身も思うところはあるんでしょうけど。
最終責任が吉本興業になる松本興業って
と、吉本内に松本興業みたいな部署を作りたいって話。
これもズレてるんですよね。
明石家さんまが言ってる「自分の個人事務所に所属させたい」ってのと同じノリで言ってますけど。
さんまの場合、責任はさんまなり、別にいるのであれば個人事務所の社長なりにあって、あくまで吉本の外の話になる。
松ちゃんのタレントとしての実績は誰もが認めるものですけど、あくまで一タレントであって、経営側としてはなんの実績もないワケです(※社内的に経営に携わる肩書があるなら別だけど)。
そんな未知の計画を「松本人志に任せておけば大丈夫」っていう、経営判断の担保になるものはなにもない。
その状況で、一タレントのそんな話が通っちゃうのもおかしいし、そもそも吉本の中でそれやっても、最終責任は松ちゃんでなくて、会長なり社長なり経営陣になるんですから。
ファミリーだと思ってるのは、大崎(長男)松本(次男)岡本(三男)の三人だけやん?
たとえ、個人的に「岡本」「松本さん」の関係性があるとしても、経営判断の場にその関係性持ち込んじゃマズいでしょ。
松本 「岡本、あれはあかんやろ。会見せえよ」
岡本「分かりました。すいません。」
って、松ちゃんに言われてもやっただけの会見丸出しだったじゃないですか。
だから、ファミリーの感覚でやってんのって、長男・大崎会長、次男・松ちゃん、三男・岡本社長の三人だけなんですよね、きっと。
で浜ちゃんは、なんか言おうと思えば言えるけど基本家族に深入りしない、いとこぐらいな。
芸人同士ってのは、ファミリーというよりは、同じ苦しみや喜びを分かち合う「同志」でないかと。
だからその松本興業にしても、現場の一タレントのアイデアであって、社長会長に直談判でオッケーじゃマズいって感覚が、ファミリー三人の中にない。
ファミリーだから、松本(弟)の責任はオレ(大崎兄貴)の責任に自動的になっちゃう。
(松ちゃん的には)意図的でないにせよ、「会社に守られながら会社にモノが言える」という、誰よりも安全な場所からの(声だけはデカい)発言になるワケです。
ワイドナショーからの一連のツイートを見る限り、そんな自分のポジショニングがイマイチ見えてないというか。
「空気」を笑いに変えてきた先駆者だからこそのダウンタウン世代の切なさ
流れ見てからツイッターで水鉄砲撃ってるような芸人でも、みんな多かれ少なかれ身を削ってモノを言ってる中で、自分の立場は守られつつイイこと言おうとする。
それが友近の反応になるんでしょう。
極楽加藤なんて、経営側のツートップ(大崎岡本)に噛みついて、現場のトップ(松ちゃん)にも物申して、会社全体とか株主にまで、やってることおかしくねえか!?って吠えてるワケです。
野次馬感覚でも、見てる側からしたら響くモノが違いますよ。
っていうような、「空気」とか「流れ」みたいなものを人一倍敏感に感じ取って笑いに変えてきた先駆者だからこそ、ダウンタウン世代のオジさんは悲しいのです。
最後に改めて言っときますけども、コレ、誰を糾弾して誰を称賛してってことでもない、ただのお笑い好きの労働者が、松ちゃんに感じる老いを切ながってるだけの「感想文」ですからね。
じゃ、おやすむ〜!!