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いなかった父親【上】

さてとポテト、林やすむ[@hayashiyasumu]です。

さわやかな月曜。

今週のお題「おとうさん」

私は母子家庭育ちだ。

両親は赤ん坊の頃に離婚しており、父親の記憶は一切ない。

幼い頃を振り返っても、父親がいなくて寂かったというような思い出もないためか、私にとっては存在そのものがないような感覚で育った。

父親がいないことが当たり前な感覚。

母から父の話を聞くことも滅多になく、十代の終わり頃に、とりとめない会話の中で離婚前の姓を知ったぐらいだ。

そんなこんなで時は流れ、私が結婚し親になって間もなく、母より「父危篤」の報せが届く。

母が父の居場所を分かっていたことに、なんとなく安心したような、変な気がした記憶がある。

母からは「最期ぐらい会いに行ったらどうか」と勧められたが、そもそも最初もなく突然現れた「父親」なる存在に対してなんの情も湧かず、私は対面を断った。

母はそれが不満だったようで、「ないもののように育てられたからこその無関心」であることも理解せず、何度か同じやりとりをしたあと、私を冷たい人間だと言っていた気がする。

間もなく父は息を引き取った。

そんなこんなで再び時は流れ、子育てに追われてますます薄れゆく、元々ないもののような私の中での父の存在。

ある日、身に覚えのない差出人から手紙が届く。

父の死から一年。

開くと、父の姉からのものだ。


とまぁ、今日のところはここまで。

じゃ、おやすむ〜!!

つづき↓

suzukiyasumu.hatenablog.com