さらなる「気づき感」が私を包んでいる。
健康について、相当に核心に迫ってきたこのところだが、手応えのわりになんかこう、停滞ムードというか、悪い方向には行かないけどなかなかよい方向に進んでいかない感覚がある。
以前から、数多ある不調のうちのひとつだった、体がオフモードみたいな、打っても響かない感覚がど~も抜けないのである。
ということで、改めてしっかり調べてみたところ、自分の体に起こっているであろうことが分かってきた。
やはり、あやしいと踏んでいた「代謝」の問題だ。
ダイエット界隈で停滞期の原因として、「省エネモード」、「飢餓モード」など(別モノみたいな記事もあったがまぁそこはどっちでもいい)と言われ、減量の道のりの中で誰もがブチ当たる壁的な体の反応の変化があると。
要は、食べないでいるとその少ない栄養でやりくりできるように体がまさに「省エネモード」に切り替わっちゃうってこと。
でそれが、ダイエット的には「食べてないのにやせない」って状態になる(代謝の低下により脂肪を溜め込もうとして減らないし細胞の入れ替わりも少ない)。
私にダイエットは不要だが(むしろ勝手にやせて目がギョロついて頬がこけ、スリラーで踊り出す前にババーンッて出てくるゾンビ化したマイケル・ジャクソンのような顔つきの最近である)、生活習慣が省エネモードの条件に当てはまっているようだ。
食事量は特に減らそうとはしていないし、極端に少ないワケでもないが、オジさんとしてはちょっと少なめだろうか。
変な食べ物を避けてたら自然とそうなっていった感じ(=世の中が変な食べ物であふれてるってこと!)。
そこに加えて、ビルの受付係という見事なまでに体も頭も使わない仕事をもうかれこれ3年続けている。
体も頭も使わないから腹も減らない。
気づいてみれば、省エネが省エネを呼ぶ「省エネ蟻地獄」といった有様がありありと目に浮かぶ。
さらに代謝を掘り下げよう。
代謝は大きく3種類。
一般的には寝ているときの代謝を指し、全体の70%を占めると言われています。
食事誘導性代謝
これは食事をした際に、咀嚼し、消化し、吸収する過程で生じる代謝で、全体の10%を占めます。
生活活動代謝
日常生活にともなう全ての代謝を指し、全体の20%を占めています。 歩いたり、階段を登ったり、ジムでのトレーニングはここに含まれます。「生活活動代謝」は、単にエネルギーを消費するだけでなく、活動を通じて筋肉の発達を促すことができます。
【代謝アップさせる栄養摂取のコツ | FITNESS LOVE】
真っ先にビビッときたのが基礎代謝だ。
代謝全体の7割を占め、主に睡眠時に生じる働き。
私の場合、睡眠時間としては6~7時間(プラス昼寝15分)は確保しているものの、9時就寝の3時~4時起床という若干突飛な生活スタイルを5~6年ほど続けていて、自覚としてチョイ睡眠不足を感じているし、自律神経とかその辺のリズム的に不自然なのかなとも急に思いだした。
食事誘導性代謝については、触れた通り食事量が少ないことに加え、(今は控えめだが)少し前までサプリメントで過度な負担をかけていた自覚がある。
生活活動代謝も、仕事中はほぼ体を動かさないし、(心がけてはいるが)運動も習慣にしきれておらず不十分だと思う。
個別の心当たりに加えて、代謝異常を招くとされる(軽度の)甲状腺の不調も抱えている。
甲状腺については、長年の慢性症状二ストとして最近ようやくたどり着いた、原因と思われるものはおおむね解消されているはずなので、数ヶ月のうちには改善が体感できると踏んでいる。
とひと通り整理すると、代謝の改善のためにすべきことが見えてきた。
よく食べて、よく動いて、よく寝る!
行き着く先はシンプルな本質だ。
なんとなく面白味のない結論のように感じられるが、そんな当たり前のことさえ叶わないのが、我々人類がせっせと築き上げてきた現代社会なのである。