追悼萩原健一∥土曜の朝に「大麻解禁しましょう」と笑うショーケンのクレイジー具合
どうも、林やすむ[@hayashiyasumu]です。
ショーケンが死んだと知った金曜日。
さて。
- 土曜日の朝の生放送で「大麻解禁しましょうよ!
- 「傷だらけの天使」のオープニングのカッコよさたるやいなや
- 「愚か者よ」が「愚かなぁあ〜者よぉぉぉおゥ」になるシンガーショーケン
- シンガーショーケンをお楽しみ下さい
- 目を剥き声を裏返して「必ずやっつけますから」
土曜日の朝の生放送で「大麻解禁しましょうよ!
まともなショーケン情報は各種ニュース系サイトにお任せするとして、こちらではショーケンクレイジー情報で弔うことにましょう。
私大好きなんです、こういう突き抜けちゃってるというか、貫いてる感じの人。
立川談志とか忌野清志郎とか、みんな似ちゃいないけども、どこか狂気をはらんでるというか。
夜中に妻に起こされて「ショーケン死んじゃったよ」って聞いて、一時間半ほどザワザワして眠れなくなるぐらい。
お店の壁にショーケンの顔並べて貼っちゃうぐらい。
さて、見出しの件。
司会上沼恵美子「いつでも笑みを!」って、土曜日の朝8時30分からやってた番組。
けっこう前なら「はなまるマーケット」とか、ちょっと前なら「PON!」とか(ちょっと違うかな)みたいな、ほんわかした情報バラエティって感じでしたかね(現在で例えられない哀しさあり)。
2005年なので、昔っていうほど昔じゃないですよね。
今ほどでないにしろ、テレビも窮屈になり始めてきたって感じの頃。
これビデオ録ってたんですよ。標準録画で。
3倍じゃなくて、標準(もはや中高年あるあるな切なさあり)。
私の「いろいろビデオ」を編集した「いろいろDVD」に残ってると思います。
いや、この映像当時からネットで全然見かけないんですよ。※ってあったらスンマセン。。
きっちりした形でアップするとこまでできないかもしれませんが、スマホでテレビ画面撮ってツイートぐらいは、、まぁでも怒られるか。。
とにかくね、土曜日の朝の生放送ですよ。
で、上沼恵美子司会なので、照明が普通の番組の20倍ぐらい明るい。
そんな中で、笑いながら言ってますからね。
「傷だらけの天使」のオープニングのカッコよさたるやいなや
私まぁオッサンですけど、アラフォーだと全然ショーケンは世代じゃないんですよ普通。
ニート生活してる頃でしたか、夕方5時とかの再放送で「傷だらけの天使」がやってて、そのショーケンのカッコよさにヤラれたんです。
その日暮らしの二人の若者が、時々舞い込んでくる探偵事務所からの仕事で食いつないでて、その仕事中に巻き起こるあれこれ、みたいな話。
この動画はなんか、あるアニメ映像を「傷だらけの天使好きな人が作ったに違いない」っていう比較みたいなんですけど、これしかなかったので。
このね、トマトの塩のかけ方とか、前掛け代わりの新聞紙で手を拭くとことか、コンビーフの食い方とか、牛乳ビンのフタの開け方とか、も〜全部たまんないんですよ。
このショーケンの男臭さ。
水谷豊もカッコいいの。チャラくて情けなくて切なくて(今でこそチンチクリンのオジさまですけど)。
で、その二人が雑居ビルの屋上のプレハブ小屋みたいなとこに住んでるんですけど、その感じもま〜、たまんないんですわ。
そんなんで、入りは「カッチョいい役者さん」なんですけど、そっから私は歌の方を追っていったんです。
「愚か者よ」が「愚かなぁあ〜者よぉぉぉおゥ」になるシンガーショーケン
(初期の)役者ショーケンは「カッコいい」と表現していいと思うんですけど、シンガーショーケンは、なんかもう、カッコいいとか歌が上手いとかセクシーとかそんなん関係なく、はたまたロックンローラーとかでもない(と私は思う)んですよね。
「本田圭佑にとってのプロフェッショナルがケイスケホンダなら、萩原健一にとってのプロフェッショナルはケンイチハギワラ」みたいな。
もう、ただ「ショーケン」でしかないの。
シンガーショーケンをお楽しみ下さい
見てコレ。
【ラストダンスは私に】
いってらっしゃい →「いてらしゅぁいぃ! 」
おあげなさい →「おーーーぁあげぇなさい」
どうぞ忘れないで → 「どぞぉわすれぇぇえええないで」
酔わせるわ → 「ぁ酔わせるわぁあ」
こういうのを「なんか気持ち悪くて私はムリ。。」なんて片づけないで、ちゃんと消化して楽しめる(面白がれる)かどうかが、我々オーディエンスには求められています。
「ショーケン」が伝わる動画を見繕っておきました。
【愚か者よ】
【大阪で生まれた女】
そう歌うの?!
そう動くの?!?!
しゃべるの?!?!?!
みたいのが満載です。
目を剥き声を裏返して「必ずやっつけますから」
芸能の世界でエンターティナーとして、圧倒的な存在感を放つ一方で、私生活では、大麻、暴行、飲酒運転、恐喝未遂などなど素行に不良しかありません。
俳優の萩原健一容疑者を恐喝未遂で逮捕。 | Narinari.com
「芸能人」が今以上にスペシャルな存在で、そんな芸能界の「スーパースター」ともなれば、天皇陛下か独裁者かぐらいの周りの扱いだったでしょうから、そうなるんですかね。
今とはもう社会全体の空気が違いますわね。
なんとなくで言ってはいますけど、石原裕次郎とか小林旭とかってホントにそんな感じだったみたいですよ。
私がADの時に聞いた話で、番組で小林旭がいて、AD(私でなくてね)が「こちらにお願いしまーす」かなんか言ったら、「アラョ、オイ、誰か、透明人間が俺に話しかけてるゾ、アラョ!」って言うんですって。
コレ、「ADみたいな虫ケラ同然の人間が俺様に話しかけるなんて100億万年早いゾ、アラョ!」ってこと。
多分まぁ、ショーケンもそんな世界でトップにいた人の一人ですから、常識なんて通用しませんわね。
さて、好きだ好きだと言いながら、とことんまでキ○ガイ扱いしただけみたいになりましたが、伝えたいことはこれくらいです。
私思ったんです、そんな「ショーケン」を徹底的に楽しんで「必ずやっつける」ことが、我々にできる最高の弔いなのかなって・・・。
じゃ、おやすむ〜!!