せめて子どものマスク消毒の半強制はそろそろやめてほしい
こんなことがあった。
子ども2人(娘10歳息子6歳)と、ちょっとしたお買い物にあるお店に入った。
私と娘はスタスタと店内に入り商品を見始めている。
ふと外に目をやると、息子が入口付近で立ち止まり、こちらに向かって口元を指さして地団駄を踏んでいた。
マスクを忘れたようで、マスクなしでは中に入ってはいけないと思っているようだ。
入口に戻り、「入っちゃいけないわけじゃないから大丈夫だよ」と、諭す私もマスクをしていないことにその時気がついた。
(※ブログ上では常々マスクの無意味さを訴えている私ですが、店とかではマスクしてます。マスク警察に取り締まられないように)
私はさておき、息子の方は店内に入ってからも、自分が悪いことをしているかのように、半ベソをかきながら自分の手や上着の襟で口元を隠しながら歩いている。
子どもというのは、親としか過ごしていなければ親だけをお手本にするが、幼稚園や学校など、「子どもの社会」に属すればその社会をお手本にするようになっていく。
みんながマスクをしていればマスクをする。
みんながしているマスクを自分がしていなければ、自分はいけないことをしていると感じるようになるのだ。
小さければ小さいほど、そこに理由はない。
意図せずとも、理屈が通じないうちに本能的に従わせてしまうということになる。
私自身親になって感じるのは、教育と洗脳は紙一重だということ。
紙一重というか、よい言い方なら「教育」、悪い言い方なら「洗脳」というだけで、同じものと言ってもいいぐらいだ。
ホリエモンも同じようなことを言っているのかどうかは、読んでないので分からない。
なので、私なりに洗脳にならないように心がけて、「マスクは意味がないからするな」みたいな強制はしていない(※消毒はできるだけするなとは言ってる、が、大人が消毒液を持って近づいてくればしてしまう)。
個人の考えとしてそういう話をすることは多々ある。
子どもたちの行動を見るに、悲しいかな「社会の力」は「親の言葉」より強い。
つまりは、社会が正しくなければ子どもたちは正しくない方向に進んでいくということになる。
だがしかし、(社会の力が働いているとはいえ)それが本人の選択である以上、親として正しい(と思える)方向にムリヤリ方向転換させることは「洗脳」に当たるのではないだろうか?
そんなことが頭の中でグルグルする。
だからこそ、社会にはある程度正しくあってもらわなくては困るのだ。
半年ほどのコロナ禍のニュースや体感で、子どもの重症化や死亡のリスクが極めて低いことは誰もが理解していることではないだろうか。
多くの大人が「みんなやってるから」という洗脳で育っている社会では、この程度の願いもさっぱり叶わないのである。