朝4時にイノマーで声を上げて泣くオジさん【家、ついて行ってイイですか?】
お正月に放送され、各所でザワついていた「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京)のイノマー回、見ました。
いやもう、壮絶。
なるべくネタバレなしで書きますけども、見るまで一切情報入れたくないって人は、読み進めずにコチラの記事でも読んでって下さいまし。
(※東京みるくベイビーズの面々にも、ぜひ「イノマーと東京みるくベイビーズ」みたいな手記を綴ってもらいたいですな~)
さてとポテト。
番組のザックリ概要。
まずは普段通りの「家、ついていってイイですか?」のスタイルで始まり。
深夜の下北沢で、なにしてるんですか?って聞いたら「(内縁の)夫のお葬式のあとです」みたいな。
いざ家行って、バンドマンで、こんなバンドで、こんなライブやって、こんなアルバム出してて、って、たまたま当時に放送見てたら、「おぉ?おぉぉ??ぉわお!!」みたいになるとこなんですけど、そのディレクターがイノマーを一切知らないのがまたリアルで、そのパートは淡々と進みます。
っていうとこまでが、去年の3月に放送された分。
そもそもそこで遭遇したってことに、なにかしらの導きみたいなものを感じちゃうワケですが、この放送が、番組とは直接関係のないところで打たれていた点と繋がることになります。
元々バンドマンとして親交のあった、テレビ東京ディレクター上出遼平氏が、(おそらく)番組や映像作品として表に出す前提なしで、イノマーの亡くなる一年ほど前からカメラ取材を続けていたのです(※上出氏のバンドに「タンポンズ」と命名したのがイノマーなんですって)。
そしてその取材は、イノマーの命が尽きるその瞬間まで続きます。
ってつまり、それだけでも濃かった放送から、遡って激々濃厚なエピソードゼロに繋がったワケです。
野暮なのでここから先は書きませんが、よくコレを今の地上波テレビで流したなっていう、全編そんな放送です。
ファンだからどうとか、そういうとこを超えた価値を感じられる瞬間が無数に散りばめられていて、それがまぁホントに、カッコよかったりカッコ悪かったり、笑えたり泣けたり、力をもらったり力が抜けちゃったり、奇跡を感じたり現実を突きつけられたり、イロイロ壮絶すぎて、朝の4時にオジさんが声を上げて泣いたよっていうお知らせのブログ記事でした。
ヤワヤワな番組だらけの昨今、「テレビの価値」を感じさせてくれる大変貴重な番組でした。
こちらのお二人も登場してましたよ。
配信もやってくれてるので、どーぞ。